十朋亭維新館開催中企画展「『城下町』山口」の展示資料からお届け致します
【鴻城九図の世界 その壱 大端橋】
現在臨時休館中により、開催中の企画展「『城下町』山口」の展示資料から、明治維新期の山口の名所を描いた錦絵
「鴻城九図(こうじょうきゅうず)」をご紹介します。第1回は、大端橋(おおばはし)です。大端は大場とも書き、
現在は豊年橋(ほうねんばし)と呼ばれています。橋が架けられた正確な年代は不明ですが、明治3年ごろのことと
伝えられています。この図は、橋が架けられてからそれほど遠くない時期に描かれたものと推測されます。
〔参考文献:内田伸編著『写真集明治大正昭和山口:ふるさとの思い出82』(国書刊行会、1979)〕
「鴻城 大端橋ノ図」 (山口市歴史民俗資料館蔵)