【企画展示「四境戦争への道」みどころ③展示資料に出てくることわざ】

村田蔵六が桂小五郎に宛てた手紙の下書き(展示中の資料「英国蒸気船御買入に付議論」)のなかには、ふたつのことわざが出てきます。そのうちのひとつが、「六日の菖蒲、十日の菊」です。菖蒲(「あやめ」「しょうぶ」)は、五月五日の端午の節句(たんごのせっく)で用いる花、菊は、九月九日の重陽の節句(ちょうようのせっく)で用いる花ですから、時期を過ぎて使いものにならないことのたとえとして用いられます。今回は、「こどもの日」にちなんで紹介してみました。
 
※重陽の節句・・・重陽は、陽数(奇数)が重なる日という意味で、この日に菊を鑑賞したり、菊花酒を飲んだりして長寿を祈りました。

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