【企画展示「四境戦争への道」みどころ①萬代家は密輸品の取引所だった!?】
【企画展示「四境戦争への道」みどころ①萬代家は密輸品の取引所だった!?】
村田蔵六こと後の大村益次郎は、慶応元年(1865)頃、長州藩の武器密輸に深く関わっていました。
展示中の資料「正木市太郎手紙」(村田蔵六宛)には、密輸品と思われる「ヒストール(ピストル)」
を萬代方で開封したと書かれています。当時、萬代家には、「唐物」(「とうぶつ」と読み、輸入
品のことを指します)を取り扱う山口越荷方会所が置かれていました。
それらのなかには、密かに外国船から買い求めた品物も含まれていたことでしょう。
そのシーンを想像しながら、十朋亭維新館をめぐるのもいいかもしれません。
企画展:四境戦争への道 ~慶応前期の大村益次郎と長州藩~
前期:4月3日~5月20日 後期:5月22日~7月1日
山口市歴史民俗資料館所蔵 正木市太郎手紙