徳地和紙の工房見学に行ってきました!

令和7年春、十朋亭維新館では新たな体験サービス

「こだわりの和とじ体験~徳地和紙にふれる~」をリリース予定です。

なめらかで優しく、温かみのある手ざわりが特徴の和紙は、どのように作られているのか?

工房に見学に行ってお話を聞いてきました!

 

 

 

 

 

 

 

今回、スタッフがお邪魔したのは「千々松和紙工房」さん。

工房はのどかな山並みと田んぼが広がる山間部にあり、薪窯やコウゾ・ミツマタ畑が目を引きます。

 

山口市地域おこし協力隊の活動を経て、徳地和紙の魅力を伝える活動をされている

「徳地和紙ワークス」さんにご案内いただきました。

 

約800年前、東大寺再建で知られる重源上人の時代から受け継がれてきた「徳地(とくぢ)手漉き和紙」。

千々松さんの祖父によれば、

「戦前ごろはここいらじゅう、どこの家もみんな紙漉きをやりよった」そうです。

あっちの家も、こっちの家も紙漉きをする。 その様子は「徳地千件」と表現されていたとか。

 

原料となるコウゾ、ミツマタはもちろん、紙漉きに必要なトロロアオイもすべて工房で栽培。

 

 

 

 

 

 

 

原料を蒸したり、煮たりする工程では薪を大量に燃やします。

燃料である薪も工房裏の山から手作業で(お1人なので何度かに分けて)切り出しているそうで、

それだけでもかなりの重労働ですね(工房内の暖房も薪ストーブで、とても暖かかったです)。

長時間火の番をしつつ原料を煮込んで、柔らかくなったら一転、今度は冷たい井戸水に晒します。

 

 

 

 

 

 

そして寒空の下、繊維を一本一本手に取り、わずかに残った皮や細かなゴミを取り除きます。

この工程は真冬に長時間かけて行うので、特に寒さや手荒れがつきものだとか…。

 

「手漉き和紙」と聞いたときにまず浮かぶイメージは、大きな水槽いっぱいに用意した

和紙の原料をバシャバシャと漉くあの姿。

当然、そこに至るまでにはきっとあらゆる準備が必要になるだろうと思ってはいたのですが…。

 

 

 

 

 

 

想像以上の工程が重なっていると改めて実感したスタッフでした。

 

このように丁寧な手しごとで作られた徳地和紙を使い、日本の昔ながらの製本技術 「和とじ」 で

ノートを作ることができる…

ちょっと贅沢な体験を十朋亭維新館でご用意します。

 

 

 

 

 

山口旅の思い出の1ページにいかがでしょうか。 

ぜひ、リリースをお待ちくださいね!

 

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