企画展 江戸無血開城に貢献した官軍の参謀 「山口市宮野ゆかりの男爵 木梨精一郎」
令和6年9月25日(水)~ 12月26日(月)
[前期] 9月25日(水)~10月21日(月)
[中期] 10月23日(水)~11月18日(月)
[後期] 11月20日(水)~12月16日(月)
弱冠二十二歳で東海道鎮撫総督参謀に任じられ、旧幕府方征討の指揮を執った青年がいました。
のちの男爵・貴族院議員の木梨精一郎(1865~1910)です。
精一郎は、大村益次郎に兵学を学んだ後、戊辰戦争では東海道鎮撫総督参謀、東征大総督府参謀補助、
奥羽鎮撫総督参謀、仙台追討総軍艦を歴任して戦功を挙げ、賞典禄四五〇石を下賜されました。
維新後、 兵部省や陸軍省に出仕しますが内務官僚へと転身し琉球処分に関わった後、
新潟県大書記官を経て長野県令(のち知事)となるなど、多彩な活躍をみせました。
ところで木梨家は、精一郎の父・椙原治人(木梨彦右衛門)が慶応三年(1867)四月、
宮野の湧泉庵(澄清寺七坊のひとつ)址に居を構え、同地には治人・精一郎父子の墓所が置かれています。
本展では、山口市と縁の深い木梨精一郎と木梨男爵家の歴史や業績を振り返るとともに、
幕末・明治維新期の関連資料や解説資料を通して、精一郎の足跡を紹介します。
【企画展関連イベント】
■ 特別ギャラリートーク
11月16日(土)13:30~(60分程度)
木梨家ご子孫・恒寛氏をお迎えしての特別企画。
展示室で資料について学芸員とともに紹介し、
その後本館ガイダンスゾーンにて質問タイムを予定しています。
※ギャラリートーク後の紙芝居上演は中止します。
[場所] 十朋亭維新館 展示室、本館ガイダンスゾーン
[定員] 先着30人程度、申込は不要です
ガイダンスゾーンのトークのみの観覧も可(無料)、
席に限りがございます(立ち見可)
[参加費] 無料 ※展示室観覧料が必要です
■ ギャラリートーク
①10月6日(日)各13:30~(45分程度)
②12月7日(土)
[場所] 十朋亭維新館 本館展示室
■【受付終了】旧男爵 木梨邸 歴史訪問ツアー【満員御礼】
10月5日(土) 13:30~
旧男爵木梨邸(宮野)をご子孫の方と山口県立大学生が案内します。
※行程約1㎞、道中のぼりくだりがあります
[集合場所] 申込時にご案内します
[対象] 小学生以上
[参加費] 無料
[定員] 先着20人
[申込締切] 定員上限に達したため締切りました
■秋の古文書講座
①10月20日 各10:30~
②11月23日
企画展の展示資料を、学芸員と読み解きます。
[場所] 十朋亭維新館 本館ガイダンスゾーン
[対象] 大人
[定員] 各先着8人
[参加費] 500円
[受付開始]9月25日(水)
[申込方法] 電話、来館
【展示資料 一例】
□木梨先祖由来書・木梨家系譜・吉田松陰書(琵琶記文)
□木梨精一郎書七絶(長谷)
[以上、個人蔵]
□大村益次郎宛木梨精一郎書状
[山口市歴史民俗資料館蔵] ※前期
□沙汰書(東海道鎮撫総督参謀仰付)・勝安芳(海舟)書状
□辞令(任長野県知事)
[以上、個人蔵〈山口県文書館寄託〉]
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十朋亭維新館